成立時期・場所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/03 04:00 UTC 版)
もし著者が義人ヤコブなら、書簡がかかれた場所はヤコブが62年の殉教まで暮らしていたエルサレムであろう。本書が「ヤコブ」の名による著者不明のものとすれば、成立時期の可能性としては50年代から2世紀はじめまで広く考えることができる。初めて『ヤコブ書』を引用したのはオリゲネスである。それをわずかにさかのぼる時期では、エウセビオスの孫引きによれば、アレクサンドリアのクレメンスがその失われた著作のなかで短く引用している。
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