なぐさ・める【慰める】
読み方:なぐさめる
1 何かをして、一時の悲しみや苦しみをまぎらせる。心を楽しませる。心をなごやかに静める。「失意の友を—・める」「音楽に—・められる」
2 労をねぎらう。いたわってやる。
「とかく—・めて、とく来(こ)といひやりたるに」〈枕・二五〉
[用法] なぐさめる・いたわる——「病人を慰める(いたわる)」「老母を慰める(いたわる)」など、やさしく接する意では相通じて用いられる。◇「なぐさめる」「いたわる」ともに、相手を大切にして元気づけることだが、心の悩みについては「なぐさめる」、肉体の苦しみについては「いたわる」を使う傾向がある。「心(寂しさ)をなぐさめる」「病身をいたわる」◇類似の語「ねぎらう」は、仕事や労苦に対して感謝の気持ちを示すことであり、多く目下に対して使う。「徹夜した部下をねぎらう」は「いたわる」でもよいが、「病身の老母をいたわる」に「ねぎらう」は使えない。
「慰める」の例文・使い方・用例・文例
- 読書で心を慰める
- 彼は良心を慰めるために彼女に花を買った
- 彼女は慰めるように愛犬を撫でた。
- あなたは私を慰める必要はない。
- 私は彼女を慰めることができる。
- お話で子供を慰める.
- …を慰める.
- 息子を失った(ことに対して)彼女を慰めるのにほとんど何もできなかった.
- 彼らを慰めるのに何の力にもなれなかった.
- 世の終わりじゃないよ 《不幸を慰めるときに用いる》.
- 客情を慰める
- 心を慰める
- 僕は読書をもって心を慰める
- こうやって働くのが国家の為になるのだと思えば自ら慰めることができる
- 目を慰める
- 亡霊を慰める
- 徒然を慰める
- 徒然を慰めるには読書
- ジェニーは慰めるように微笑んだ
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