患者からみたリデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 23:45 UTC 版)
「ハンナ・リデル」の記事における「患者からみたリデル」の解説
回春病院の患者、本田天外は、慈善事業にありがちな事を述べ、「リデルはこの点には十分も十二分にも考えていられたようで、言葉の端々にでにだも、決していささかも病者を汚すようなことはなさらなかった」、と述べている。(中略)。ある人はここは病院でなく、修道院だとつぶやいたとあるが、信仰は重んじられても強いられなかった。歌人でもある患者の玉木愛子は冬の寒い時に、リデルから忠臣蔵の長袴に似た奇抜なネルのズボンを頂き、ダンスをしたり、また、玉木愛子の歌で讃美歌を歌ったことを記録している。回春病院から無断で抜け出る患者もいたが、リデルが怒ることはなかったという。いたずらで、人力車の車輪に棒を入れた子供がいたが、強い叱責はなかった。表向きには公式に否定されていたが、全員に洗礼を受けさせようという強いプレッシャーもあった。
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