急性および亜急性ミエロパチー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 08:51 UTC 版)
「ミエロパチー」の記事における「急性および亜急性ミエロパチー」の解説
急性および亜急性のミエロパチーは初発症状は局所の頚部痛または背部痛で数日から数週にわたり増悪する。その後、数時間から数日にわたり異常感覚、脱力、括約筋障害が様々な組み合わせで出現する。異常感覚は典型的には両足に始まり、対称性又は非対称に上行する。これらの症状は初期にはギランバレー症候群に類似する。しかし境界が明瞭な脊髄レベルをもつ体幹の障害は疾患の本質がミエロパチー(脊髄症)であることを示している。最初に行うことは治療可能な脊髄の圧迫があるかを評価することである。臨床的に病変が疑われるレベルを中心にMRIまたは造影MRIを施行する。症例によっては無症候性病変の検出のため全脊椎MRIを行う。いったん圧迫性病変が除外されればおもに血管性、炎症性、感染性の病因など脊髄内に起こる急性ミエロパチーの非圧迫性の原因を考える。
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