心機能の測定値の解釈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 06:31 UTC 版)
「肺動脈カテーテル」の記事における「心機能の測定値の解釈」の解説
ここで駆出力、駆出率は「後負荷-前負荷」「駆出力×心1回拍出量」であった事を思い出されたい。 「心がそれだけの力を出している」=「心にそれだけの負荷がかかっている」という事を意味する。このモデルは、M.C.エッシャーの「滝」のような物である。滝の上部の手前まで水が流れてくる、これが前負荷である。心臓という「滝」で水の流れが促され、紆余曲折を経て再び滝の上部へと戻ってくる。 もし、滝へと流れてくる水の勢いが強ければ、滝はさらに強く水を流す事ができる。 逆に、滝へ戻ってくるまでの水路が細ければ、滝は勢いよく水を流せない。 また、滝が水を落とす力が弱ければ、水は滝の上部の水路からあふれ出す(鬱血性心不全)。 これがフランク=スターリングの法則en:Frank-Starling law of the heartである。
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