形態音韻論と正書法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/10 04:12 UTC 版)
多くの言語の正書法は音韻論的でなく、形態音韻論のレベルにとどまることが多い。たとえば英語の過去形の -ed や、アラビア語の定冠詞の ال (al) などが実際にどう発音するかにかかわらず同じように表記されるのは、形態音韻論的な表記と言える。 日本語の現代仮名遣いはあまり形態音韻論的ではないが、四つ仮名の使いわけ(「ものずき」と「もちづき」、「しかじか」と「ちかぢか」)は、連濁を起こす前の形を残している点で形態音韻論的表記である。 朝鮮語のハングルは発明された当初は発音どおり(音素的)に表記することを原則としていたが、現代の正書法は形態音韻論的である。
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