弘法大師の硯水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/13 16:48 UTC 版)
上行寺東遺跡はかつて「弘法やぐら」とか「弘法の硯水」と呼ばれていた場所であったことは、金沢の地域史研究では大正の頃から指摘されてきたが、具体的な場所は必ずしも明らかではなかった。本書では、上行寺の東方にあった石橋「六浦橋」の東北にあった「山王(三王)権現之社」の山の中段にこれらのやぐらにあると記されている。上行寺東方の石橋は『江戸名所図会』の「六浦上行寺」の挿絵にも描かれるところであり、これらから上行寺東遺跡の上段部は「弘法之護摩たきやぐら」と呼ばれていたことが分かる。
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