廃滓場跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:28 UTC 版)
調査区内においては廃滓場のみが確認され、対応する製鉄炉跡は調査区外に所在するとみられる遺構を、発掘調査報告書では「廃滓場跡」と名付けて区別している。1・2・3・11号の4か所存在する。このうち2号は環状遺構内に、1号と3号は環状遺構の南側に所在し、11号は南区の中央部にある。 1号廃滓場跡は環状遺構の南5メートルにあり、径20メートルの規模を有する。ここからは炉壁(箱形炉由来)、鉄滓など60トン以上の遺物が出土した。2009年の遺跡範囲確認調査では、1号廃滓場の東側、発掘調査の調査区外の場所に5か所の窪みが確認され、これらは1号廃滓場と関連する箱形炉の跡とみられる。
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