幻界潮流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 07:45 UTC 版)
連邦海軍軽巡洋艦アトランティスは嵐に閉ざされた海域の奥にあるという、観測不能の島を目指す。覆面をして乗り込んでいたリョウガの指示のもと、アトランティスは海に直立する未着弾(ロスト)コロニーに到着する。リョウガはコロニーの調査を試みるが、テンガイ操るガルバンドラムの水遁によって押し流され、コロニーの内部へと引きずり込まれる。そこで彼は、コロニー落としを生き延びた人々が平穏な暮らしを送っている様子を目にする。かつての大戦の折に行使されたコロニー落としは、それに協力した忍者たちにとっても禁じ手とされる恐ろしいものであった。テンガイはコロニー落としで人を殺めることを厭い、都市の着弾を回避して人々を救い、残された彼らの暮らしを守る道を選んでいた。目的であったコロニー落としの秘伝書をテンガイから託されたリョウガは、これを二度と世に出さぬために秘伝書を破棄する。そしてコロニー内部へ突入せんとする連邦軍軌道空挺部隊の降下船を破壊し、リョウガは何処ともなく去っていく。その背を見送るテンガイは、修羅道に落ちた自分とは違う、菩薩道を歩むリョウガの過酷な道行きを案ずる。
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