幻に終わった町営バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 05:57 UTC 版)
「苫小牧市営バス」の記事における「幻に終わった町営バス」の解説
苫小牧工業地帯造成第一弾として、1940年(昭和15年)に大日本再生製紙工場(現・日本製紙北海道工場勇払事業所)の建設が始まった。勇払地区の交通は日高線(現・日高本線)があるが運行本数が少なく、また札幌方面との行き来は約4 km先に沼ノ端駅があるが勇払との間に交通機関がなく、徒歩で向かうか苫小牧駅を経由しなければならなかった。工場の操業開始後は通勤需要や勇払地区の人口増加が見込まれることからこれらの不便を解消すべく、同年12月5日の町議会に町営バス事業案を提出した。苫小牧駅から勇払を経由して沼ノ端駅に至る約18 kmの路線を計画し同日可決し申請したが、太平洋戦争激化により新規免許は必要最小限に止めていたことから却下となり計画は中止となった。
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