帰還戦車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/06 01:59 UTC 版)
機甲部隊の主力としてサイパンの戦いにて使用された九七式中戦車(チハ車)が置かれている。昭和51年(1976年)夏に発見されたこの戦車は、戦後30年余りが経ち、この地に安置された。サイパンの戦いで戦死した40余名の少年戦車兵への追悼の願いが込められている。 車体には貫通した弾の跡が各所に見られ、激戦の跡を物語っている。発見時、車内から二振の日本刀と人骨が発見された。人骨はその後の調査で、戦車第九連隊第三中隊砲手 鈴木正軍曹と判明し、遺族に返還された。 なお、同じく戦車第九連隊所属で、同時期に帰還したもう1輌は現在、靖国神社の遊就館に修復され展示されている。
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