巻蔓状の枝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/02/13 06:35 UTC 版)
胞子嚢柄が巻蔓状になることは、カラクサケカビの特徴であるが、同様に巻蔓状になる構造は、ケカビ目の菌類にはあちこちに見られる。先に述べたFennelomycesやハリエダケカビ、サムノスチルムの小胞子嚢柄がそれであるほか、より巻きがゆるいものとしてはバクセラの大胞子嚢柄や分生子柄、コウガイケカビの大胞子嚢柄などがある。また、必ずそのような形にならないものの中でも、ハリサシカビモドキやユミケカビなどの胞子嚢柄などが巻いている株が時々現れる。どうもケカビ目にはこの巻き方が出やすいようである。ケカビ目以外では、ハリサシカビ属のS. cornuなども同じように巻いている。キクセラ目などにも菌糸が巻くものがあるが、それらはたいていはバネのような巻き方である。
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