左室型単心室症(Singleleftventricle,SLV)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/07/04 16:32 UTC 版)
「単心室」の記事における「左室型単心室症(Singleleftventricle,SLV)」の解説
主心室(左室)の内腔はやや粗だが平滑で、心尖部に斜走肉柱を認める。主心室以外に右室形態を示す流出路腔(痕跡的右室, outlet chamber)を持つ。流出路腔はd-loop心 { S, D, D } または { S, D, S } では右前方に、l-loop心 { S, L, L } では左前方に位置する(中括弧の記載法は区分診断法を参照)。房室結合はDILVが最も多い。心室大血管関係は、正常大血管型 { S, D, S }、大血管転位型 { S, D, D } あるいは { S, L, L }、その他多様なタイプが存在するが、大血管転位型が最も多い。両房室弁左室挿入(Double inlet left ventricle, DILV)– 両房室弁または共通房室弁が左室に挿入する 両大血管左室起始症(Double outlet left ventricle, DOLV) – 大動脈と肺動脈が左室から起始する 肺動脈弁閉鎖症(Pulmonary atresia, PA) 三尖弁閉鎖症(Tricuspid atresia, TA)
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