工数の計算方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/24 09:16 UTC 版)
工数は、厳密には図面指示のみを抽出し、ある一定のルールで時間に変換したものである。これを理論工数と言う。これに工程上必要な作業時間、投資の制約から生じる不能率時間、労使協定で決められた休憩時間などを加えた工数を、標準工数などと言う。 工数の計算方法には、図面から計算する方法から、勘に頼るものまでさまざまな方法がある。 見積りでは、作業対象の重さ、大きさ、広さ、部品点数などに一定の係数を掛けて工数を算出する。最も多く使われる手法だが、見積時間と呼んで、工数と明確に区別する場合もある。 工程設計では、作業を細分化し、一定の拘束条件で作業を構成し、作業量を積み上げたものが工数となる。工程設計では、必ずしも工数が最小である場合が最適ではない。たとえば建築分野では重機の使用期間が拘束条件となり、工数は必ずしも最小にならない。 コンピュータソフトウエアのプログラミング工数の見積りにはファンクションポイント法などがある。 なお、工数の定義や種類、名称は、企業や地域により差がある。
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