川添昭二とは? わかりやすく解説

川添昭二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/25 09:22 UTC 版)

川添 昭二(かわぞえ しょうじ、1927年3月10日 - 2018年3月22日[1])は、日本の歴史学者九州大学名誉教授。

来歴

佐賀県唐津市生まれ。1952年九州大学文学部史学科国史専攻卒業。1969年1月九州大学文学部助教授、1975年8月教授。1980年「九州探題の研究」で九大文学博士。1990年定年退官、名誉教授、福岡大学人文学部教授、1997年退任。叙従四位瑞宝小綬章追贈[2]

中世の九州史を専攻する。禰寝氏(根占氏)研究の第一人者。元寇日蓮についての著書も多い。

著書

  • 今川了俊吉川弘文館人物叢書)1964
  • 菊池武光人物往来社(日本の武将)1968
  • 『嘉穂地方史 古代中世編』嘉穂地方史編纂委員会 元野木書店 1968
  • 『元寇防塁編年史料 注解異国警固番役史料の研究』福岡市教育委員会 1971
  • 日蓮 その思想・行動と蒙古襲来清水書院(センチュリーブックス)1971 のち改題「日蓮と蒙古襲来」
  • 『元の襲来』ポプラ社(日本史の世界) 1975
  • 『蒙古襲来研究史論』雄山閣出版(中世史選書 1)1977
  • 『鎌倉文化』教育社歴史新書 1978
  • 『中世九州の政治と文化』文献出版 1981
  • 『中世文芸の地方史』平凡社選書 1982
  • 『九州中世史の研究』吉川弘文館 1983
  • 『九州史跡見学』岩波ジュニア新書 1989
  • 『九州の中世世界』海鳥社 1994
  • 『対外関係の史的展開』文献出版 1996
  • 『中世九州地域史料の研究』法政大学出版局(叢書・歴史学研究)1996
  • 『解題・序跋集』櫂歌書房 1997
  • 『日蓮とその時代』山喜房佛書林 1999
  • 北条時宗』吉川弘文館(人物叢書)2001
  • 『日蓮と鎌倉文化』平楽寺書店 2002
  • 『中世九州の政治・文化史』海鳥社 2003
  • 『歴史に生きる日蓮』山喜房佛書林 2008
  • 『中世・近世博多史論』海鳥社 2008
  • 菊池武光』(中世武士選書)戎光祥出版 2013

共編著・監修

  • 『今川了俊関係編年史料』私家版(九州探題史料 第2)1960
  • 鎮西探題史料集』私家版、1965
  • 『九州の風土と歴史』瀬野精一郎共著 山川出版社(風土と歴史)1977
  • 『九州中世史研究』第1-3輯 文献出版 1978-1982
  • 『新訂黒田家譜』全7巻 福岡古文書を読む会共編 文献出版 1982-1987
  • 『大宰府・太宰府天満宮史料』巻12-17 竹内理三共編 太宰府天満宮 1984-2003
  • 『彦山編年史料古代中世篇』広渡正利共編 文献出版 1986
  • 『中世の海人と東アジア 宗像シンポジウム2』網野善彦共編 海鳥社 1994
  • 『福岡県の歴史』(県史)武末純一,岡藤良敬,西谷正浩,梶原良則,折田悦郎共著 山川出版社、1997
  • 『大宰府・太宰府天滿宮史料 太宰府天滿宮史料補遺』吉原弘道共編 太宰府天滿宮 2006
  • 『大宰府・太宰府天滿宮史料 太宰府天滿宮史料附録』吉原弘道共編 太宰府天滿宮 2009
  • 『日蓮聖人と法華の至宝 図説』全7巻 中尾堯,渡辺宝陽,坂輪宣敬共監修. 同朋舎メディアプラン, 2012-15

記念論集

  • 『日本中世史論攷』川添昭二先生還暦記念会 文献出版 1987

外部リンク

脚注

  1. ^ 川添昭二氏死去:佐賀新聞
  2. ^ 『官報』第7252号、平成30年4月26日




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