島建シンゴ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:05 UTC 版)
石の王と金の君との間にできた子が日の神に島クブダ国クブダの名を貰い、ニルヤの神に島を作って貰いました。島は浮き島で波に上下し洗われるので、南北に石を置き島釘国釘を打ち込み固定した。 さらに波に洗われる島に石垣を積み、浜葛やアダンを植え、その内側に畠を作り、泉川を掘り村々を作り、ガジマルや蘇鉄を植えたわわに実る島垣を作った。 全てが終わると島クブタは一対の兄妹を作り、兄を風上に妹を風下に置いて娶わせると人種が生まれた。 島クブタは天の宮の新祭穂祭が済んだ物種を貰いうけて島に降りてきた。この物種を霜月に蒔きこめば、二、三月に繁々と育ち、それを植えつけると、七月の盆の頃には赤熟黒熟の豊作となる。 この初穂を天ノロに奉り、火の神に供え、その残り穂を食べて、人種は生きていく事ができる様になりました。
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