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岩堀行宏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 13:44 UTC 版)

岩堀 行宏(いわほり ゆきひろ、1932年昭和7年) - 2000年平成12年)9月2日[1])は、日本の英学史辞書史研究者であるとともに実業家後楽園スタヂアム常務取締役、東京ドーム常務理事を務めた。元西日本後楽園会長。

人物・略歴

1932年(昭和7年)、静岡市出身[2]1951年(昭和26年)、静岡県立静岡城内高等学校卒業[3]明治学院大学経済学部卒業。学生時代より『和英語林集成』をきっかけに辞書に魅かれ、幕末明治の英語辞書、草創期の辞書を収集。ジョアン・ロドリゲスの「日本大文典」に始まり、ヘボンの「和英語林集成」に至る、揺籃期の英和・和英辞典の歩みを実物に即して解明した『英和・和英辞典の誕生 : 日欧言語文化交流史』を著した。三百年に及ぶ日欧文化交流史、当時の人々のことばと文化への情熱を伝える労作として知られる。

コレクションは明治学院大学に寄贈され(岩堀行宏文庫)[4]、所蔵辞書とともに「幕末・明治英学辞書コレクション」に発展した[5]。実業家としても成功し、後楽園スタヂアム常務取締役を経て、西日本後楽園取締役会長。東京ドーム常務理事を務めた。

2000年9月2日、肺炎のため死去[1]

著書

  • 『英和・和英辞典の誕生―日欧言語文化交流史』図書出版社、1995.4

脚注

  1. ^ a b 『現代物故者事典2000~2002』(日外アソシエーツ、2003年)p.87
  2. ^ “岩堀 行宏”の紙の本一覧
  3. ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 104頁。
  4. ^ 明治学院大学図書館 個人文庫 5.岩堀行宏文庫
  5. ^ 明治学院大学 図書ハンドブック 幕末・明治英学辞書 コレクション

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