岡山市立図書館の寄付
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 12:37 UTC 版)
1916年(大正5年)に設立が認可された岡山市立岡山図書館(現在の岡山市立中央図書館)は、山本が図書館建設資金の寄付を申し出たことから生まれた施設である。山本はその工費・施設費1万8000円を寄付した。 市立図書館は岡山市小橋町(現在の中区小橋町一丁目)、かつて山本が通った環翠小学校のあった敷地に建てられた。鉄筋コンクリート造り3階建ての建物は、当時はまだ珍しかった。1918年(大正7年)12月に挙行された開館式で山本は、式辞で「貧しくて学校で学べない子供は世の中に少なくないだろう、だが教育は学校だけに期待するものでもないはずだ、微力ながらこの図書館を寄附したのもそれゆえである」という趣旨の言葉を述べたという。 市立図書館は第二次世界大戦時の岡山大空襲で焼失し、場所も移転している。
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