山陰固有の要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/29 00:30 UTC 版)
「アウ→アー」の変化により、山陰方言では特殊な活用形がみられる。推量・勧誘・意志を表す形に、「行こう」「だろう」ではなく「行か(あ)」「だら(あ)」が用いられる(「いかむ→いかう→いかあ」という変化と思われる)。そのため未然形にオ段の活用語尾はなく、四段活用となる。また、「-アイ」型の形容詞の連用形は、「たか(あ)て」「あか(あ)なる」のようにア段の活用をする(「高くて→たかうて→たかあて」)。また、語尾が「アウ」となる動詞(「買う・会う」など)が「-て・た」の形になるときは、「かあて」(買って)「かあた」(買った)となるが、「かって」「かった」のような促音便もよく使われ、隠岐では促音便しかない。
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