山野勝とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 山野勝の意味・解説 

山野勝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/28 05:17 UTC 版)

山野 勝(やまの まさる、1943年 - )は、日本の編集者坂道研究家講談社顧問、日本坂道学会会長。広島県呉市出身[1][2]

来歴

広島県呉市で生まれ、2歳から山口県柳井市で、小学校1年から東京都で育つ[1]早稲田大学政治経済学部新聞学科を卒業後、報知新聞社に入社し、その後講談社に入社する。「週刊ヤングマガジン」編集長、常務取締役、講談社コミッククリエイト代表取締役社長を歴任後、フリーへ転身。「週刊ヤングマガジン」編集長時代には『AKIRA』、『ビー・バップ・ハイスクール』などを世に出した[1]

歩けば東京が分かるだろうと、45歳頃から坂の魅力に目覚め、2年半かけ、名前のある約640の坂を「踏襲」[1][3]。2000年に居酒屋で偶然会ったタモリと2人で坂道愛好家の会、日本坂道学会を設立した[1][2]朝日新聞で2003年3月から2006年9月まで「江戸の坂 歴史散歩」を連載[2]。2004年には「タモリのTOKYO坂道美学入門」の作成に協力するなど、江戸の坂の魅力を著書で伝え、現在に至る「古地図ブーム」「坂道ブーム」の火付け役となった[1][4]

現在はカルチャーセンター等で「坂道講座」の講師を務めている[1]

2022年9月、「日本坂道学会」の公式オンライン講座として「日本坂道学会・山野勝のお江戸坂道・歴史散歩」(DMMオンラインサロン)を開講。これまでカルチャースクールなどで培った坂道の魅力を広めることを目的に、全国どこにいても歴史散歩のコース=お江戸坂道を歩いているような、見て楽しく学びになるコンテンツを提供している。

著書

  • 『江戸の坂—東京・歴史散歩ガイド』朝日新聞社、2006年
  • 『江戸と東京の坂―決定版!古地図“今昔”散策』日本文芸社、2011年
  • 『古地図で歩く江戸と東京の坂』日本文芸社、2012年

出典

  1. ^ a b c d e f g “「東京メール」 江戸の坂道研究家 山野勝さん(70) 呉市出身”. 中国新聞 (中国新聞社). (2013年5月12日) 
  2. ^ a b c 「江戸の坂」66コースを収録した歴史散歩ガイド - ひと・流行・話題 - BOOK”. asahi.com. 2011年9月11日閲覧。
  3. ^ 蘇った〝坂学〟のバイブル/山野 勝 - 筑摩書房 PR誌ちくま
  4. ^ 寮の坂(世田谷区)

参考文献

  • 『江戸の坂—東京・歴史散歩ガイド』著者紹介ページ。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「山野勝」の関連用語

山野勝のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



山野勝のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの山野勝 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS