山梨俊夫とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 山梨俊夫の意味・解説 

山梨俊夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/13 15:20 UTC 版)

山梨 俊夫(やまなし としお、1948年4月1日[1] - )は、日本の美術史家、国立国際美術館館長[1]。日本とフランスの近現代美術を主な専門領域とし、数多くの展覧会企画を担当する[2]

神奈川県横浜市生まれ[1]。1972年東京大学文学部美学美術史学科卒業[1]。1976年神奈川県立近代美術館学芸課勤務[1]、1992年同館学芸課長、2002年副館長、2004年館長[1]。定年後も非常勤館長として勤務[1]。2011年国立国際美術館館長[1]。2013年全国美術館会議副会長[1]。2017年『風景画考』で平成28年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞[3]

著書

  • 『風の絵』スカイドア 1994
  • 『絵画を読み解く10のキーワード』小学館 1996
  • 『現代絵画入門 二十世紀美術をどう読み解くか』中公新書 1999
  • 『描かれた歴史 日本近代と「歴史画」の磁場』ブリュッケ 2005
  • 『風景画考 世界への交感と侵犯』全3巻 ブリュッケ 2016
  • 『絵画の身振り 定本』ブリュッケ 2018、旧版1990
  • 『絵画逍遥』水声社 2020
  • 『現代美術の誕生と変容』水声社 2022
  • 『美術の愉しみ方 「好きを見つける」から「判る判らない」まで』カラー版中公新書 2023

編共著・監修

  • 片岡球子画集』編 求龍堂 1992
  • 『フランス美術基本用語』長門佐季共著 大修館書店 1998
  • 『片岡球子画集』監修 マリア書房 2009
  • 『現場で使える美術著作権ガイド』甲野正道共著 全国美術館会議編 ブリュッケ 2011

翻訳

  • ピエール・クールティヨン『印象派』美術出版社・世界の巨匠シリーズ 1979
  • レイモンド・コグニアット『ブラック』美術出版社・世界の巨匠シリーズ 1980
  • モーリス・セリュラス『ベラスケス』 雪山行二共訳 美術出版社・世界の巨匠シリーズ 1982、新版1994
  • コンスタンス・ノベール=ライザー『セザンヌ』 岩波書店・岩波世界の巨匠 1993
  • コベール・アダッド『マグリット』 長門佐季共訳 岩波書店・岩波世界の巨匠 1996
  • ポール・セザンヌ画・文『セザンヌ絶対の探求者』編・訳 二玄社 1997
  • 『美の20世紀』監訳 二玄社 2006-08。全16巻

論文

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 山梨 俊夫(やまなし としお)氏”. 愛知県. 2022年3月閲覧。
  2. ^ 『風景画考』著者紹介
  3. ^ 平成28年度(第67回)芸術選奨受賞者一覧”. 文化庁. 2022年3月閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「山梨俊夫」の関連用語

山梨俊夫のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



山梨俊夫のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの山梨俊夫 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS