展示標本のラップ・ドッグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/07/05 04:38 UTC 版)
「ラップ・ドッグ」の記事における「展示標本のラップ・ドッグ」の解説
イギリスのウォルター・ロスチャイルド動物学博物館には、有名なラップ・ドッグの標本が現在でも保管されている。 博物館の資料によると、ラップ・ドッグには綿花のようなふわふわした被毛を持つロシアン・ラップ・ドッグと、顔が平坦で巻き毛を持つメキシカン・ラップ・ドッグの2種類のタイプがあり、どちらも既に絶滅種であるという説明がなされていた。その標本はあまりにも小さく、19世紀ごろには成犬でもこんなに小さな犬種であるという誤認を招いた事があった。どちらも片手に乗るほど小さいが、特にメキシカン・ラップ・ドッグはゴールデンハムスターと同じくらいの大きさしかなく、実際にどこでブリーディングされ販売されているのかという問い合わせが相次いだ。 現在このラップ・ドッグたちはスピッツタイプの犬種の幼犬であると見られている。 20世紀はじめにはさまざまな犬種に対する知識が広がり、異様な人気も収束した。
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