尾崎士郎記念館 (西尾市)とは? わかりやすく解説

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尾崎士郎記念館 (西尾市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/19 13:04 UTC 版)

尾崎士郎記念館
施設情報
正式名称 尾崎士郎記念館
専門分野 尾崎士郎の資料
収蔵作品数 4,000点以上
事業主体 西尾市
開館 2002年12月14日
所在地 444-0524
愛知県西尾市吉良町荻原大道通18-1
位置 北緯34度48分24秒 東経137度03分54秒 / 北緯34.80663320713346度 東経137.06506308918435度 / 34.80663320713346; 137.06506308918435 北緯34度48分23.2秒 東経137度03分55.7秒 / 北緯34.806444度 東経137.065472度 / 34.806444; 137.065472座標: 北緯34度48分23.2秒 東経137度03分55.7秒 / 北緯34.806444度 東経137.065472度 / 34.806444; 137.065472
最寄駅 名鉄西尾線吉良吉田駅」下車徒歩20分
最寄IC 東名高速道路岡崎IC
外部リンク 尾崎士郎記念館
プロジェクト:GLAM
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尾崎士郎記念館(おざきしろうきねんかん)は、愛知県西尾市吉良町荻原大道通18-1にある尾崎士郎文学館[1]西尾市立吉良図書館の隣接地にある。

歴史

尾崎士郎

尾崎士郎記念室

尾崎士郎は1898年(明治31年)に愛知県幡豆郡横須賀村宮前(現・西尾市吉良町上横須賀宮前)に生まれた小説家であり、地元では「士郎さん」として親しまれている[1]。1984年(昭和59年)に開館した吉良町立図書館には尾崎士郎記念室が設けられ、直筆原稿・蔵書・取材ノート・万年筆など約1,000点が展示されていた[2]

記念館の開館

吉良町民や早稲田大学卒業生などからの要望を受け、吉良町は独立した記念館を建設することを計画[2]。2002年(平成14年)9月に図書館西側で着工し、12月7日に完工式を行い、12月14日に尾崎士郎記念館が開館した[2]

開館時には尾崎の妻と長男から遺品や蔵書の寄贈を受けており、中には洋画家の中川一政が描いた『人生劇場 青春編』の挿絵などもあった[3]鉄骨造平屋建であり、延床面積は110平方メートル[2]。民家風の外観である[2]

展示

遺族などから寄贈された約4,000点を展示しており、1933年(昭和8年)から旧都新聞に連載された『人生劇場 青春篇』の挿絵の原画、尾崎の直筆原稿、書簡、著書、学校資料、『人生劇場』の映画資料、芝居などの台本、扁額、愛用品などがある[1]

2002年(平成14年)の尾崎士郎記念館開館時には吉良町立図書館から蔵書などが移管されたが、記念館見学者などからの著書の貸出の要望が根強く、2007年(平成19年)には図書館内に尾崎士郎特設コーナーが設置された[4]。初の本格長編『逃避行』(1921年)、『尾崎士郎選集』(1941年)、『雷電』(1955年-1956年)など約80冊が設置され、その大半は絶版となっている書籍である[4]

ギャラリー

脚注

  1. ^ a b c 尾崎士郎記念館 西尾市
  2. ^ a b c d e 「小説『人生劇場』作家 尾崎士郎記念館 吉良で建設開始」中日新聞、2002年9月3日
  3. ^ 「『人生劇場・青春編』挿絵加わる 吉良の尾崎士郎記念館 来月14日開館前に公開」中日新聞、2002年11月26日
  4. ^ a b 「吉良出身 尾崎士郎 “お宝本”を貸し出し 『逃避行』『雷電』など80冊 町立図書館に特設コーナー」中日新聞、2007年2月18日

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