小泉荘 (大和国)とは? わかりやすく解説

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小泉荘 (大和国)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/20 17:39 UTC 版)

小泉荘(こいずみのしょう)は、大和国添下郡(現在の奈良県大和郡山市)にあった荘園

歴史

承保3年(1076年)に曼荼羅寺(随心院の源流となった真言宗寺院)の所領として登場する[1]。荘内の領主が交錯していたのか、正応4年(1291年)には西大寺領、貞和3年/正平21年(1347年)には興福寺大乗院領、応永6年(1399年)には興福寺寺門(寺務)領、長禄2年(1458年)には園城寺円満院領とする記録がある[1]。大乗院の坊官である小泉氏がこの地を本拠としており、その影響力が強かったと思われるが、室町期のこの地域の混乱に巻き込まれる形で明応6年(1497年)には没落する[1]。さらに戦国時代には春日大社領に移っている[1]

元和9年(1623年)、片桐貞隆が添下郡小泉(小泉荘の故地)に小泉陣屋を設置し、小泉藩が成立した[2]

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d 橋本初子 1993, p. 7.
  2. ^ 谷山正道 1993, p. 7.

参考文献

  • 橋本初子「小泉荘(四)」『日本史大事典 3 こ-し』平凡社、1993年5月18日、7頁。ISBN 9784582131031 
  • 谷山正道「小泉藩」『日本史大事典 3 こ-し』平凡社、1993年5月18日、7頁。 ISBN 9784582131031 



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