小口径管推進工法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 建設 > 工事 > 工法 > 小口径管推進工法の意味・解説 

小口径管推進工法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/12 06:13 UTC 版)

推進工法垂直図

小口径管推進工法(しょうこうけいかんすいしんこうほう)とは、地下にトンネル状に掘削した穴に管を通して開削せずに管路を繋げる非開削工法である。管の直径700 mm以下のものを特に「小口径管推進工法」と呼び、主に下水道推進事業にて使用される。

概要

掘削予定の管路に対し、垂直方向に複数の4 m以上の深さの立坑(たてこう、発進立坑)を掘削し、立坑を直線で結ぶ形で推進掘削して立坑に細切れにした管路を搬入し掘削した穴へ挿入、接続することで開削せずに管路を設置することが可能となる。

利点

開削しないので開削工法に比べて騒音・振動・交通渋滞などの諸問題を解消出来る他、作業現場の占有地を狭く出来、また幅広い土質に対応出来る。

難点

  • 精密な測量計測が求められる。

工法の種類

  • 泥濃式
  • 高耐荷力方式(ヒューム管推進工法)
    • オーガ方式
    • 泥土圧方式
      • アイアンモール工法
      • サクセスモールオメガ工法(小口径泥土圧・吸引排土式推進工法)
    • 泥水方式
      • ミクロ工法(小口径推進管 長距離・曲線推進工法)
      • コブラ工法(全土質対応型 小口径管推進工法 一工程方式)
  • 低耐荷力方式
    • 圧入二工程方式
    • オーガ方式
    • 泥土圧方式
      • アイアンモール工法
      • エンビライナー
    • 泥水方式
      • ベル工法(小口径塩化ビニル推進管 長距離・曲線推進工法)
  • 鋼製さや管方式
    • 圧入方式
      • グルンドラム
    • ボーリング方式一重ケーシング方式
    • ボーリング方式二重ケーシング方式
    • オーガ方式
    • 泥水方式
  • 取付管推進工法
    • スピーダー工法
    • ベビーモール工法
    • インパクトモール工法

参考文献

外部リンク





小口径管推進工法と同じ種類の言葉

このページでは「ウィキペディア」から小口径管推進工法を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から小口径管推進工法を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から小口径管推進工法 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「小口径管推進工法」の関連用語

小口径管推進工法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



小口径管推進工法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小口径管推進工法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS