小さな絵本美術館とは? わかりやすく解説

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小さな絵本美術館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/25 13:22 UTC 版)

小さな絵本美術館
Little Museum In A Village of Picture Books
小さな絵本美術館岡谷本館
施設情報
専門分野 絵本
開館 1990年[1]
所在地 394-008
長野県岡谷市長地権現4-6-13(岡谷本館)
外部リンク 小さな絵本美術館
プロジェクト:GLAM
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小さな絵本美術館(ちいさなえほんびじゅつかん)は、長野県にある絵本専門の私立美術館。絵本作家さとうわきこが主宰し、国内外の絵本原画を中心に展示する[2]

フェリックス・ホフマンハンス・フィッシャードイツ語版の原画展を日本で初めて行い[3]、ホフマンやエルンスト・クライドルフ英語版の作品を豊富に所蔵し[4][5]、関連書籍の出版活動も行う[6]

後にさとうと結婚する武井利喜(1951年-)[2]は、25歳の頃から自宅で子ども文庫「鬼のみちくさ文庫」を開くかたわら[7]瀬田貞二ら児童文学関係者と親交を結んだ[8]。それらの活動を背景に、スイスの絵本作家で編集者であるベッティーナ・ヒューリーマンドイツ語版の「大人のくせに本気で、あるいはたのしみに子どもの本とつきあっている人々は、いつかどこかでみんな知り合うものだ」の精神で、美術館を開館させた[8][9]

1990年11月、諏訪湖畔に現在の岡谷本館を創設、1997年には分館として諏訪郡原村八ヶ岳館を設置[2][10]。本館、分館ともに冬季は休館する。入会金と年会費を払えば、入館料が無料となる。

利用案内

  • 開館時間 : 10:00-17:00 ( 11月~1月は10:00~16:30) /最終入館は30分前まで
  • 休館日(岡谷館・八ヶ岳館): 火曜・第2& 第3水曜(ゴールデンウィークと8月は無休)※祝日の場合は開館・翌平日は休み。※展示替えによる臨時休館あり

所在地・アクセス

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岡谷本館

八ヶ岳館

(冬季は休館する)

出版

  • 『フェリックス・ホフマンの世界―父から子への贈りもの』1998年
  • 『フェリックス・ホフマンのカードブック』1998年
  • フェリックス・ホフマン絵、おかしのぶ訳『ヨッケリ なしを とっといで』2000年
  • 『ナイーブ・アート―ハンガリーの民衆素朴画家たち』2003年

参考文献

脚注

  1. ^ 絵本館・児童作家記念館等”. 国立国会図書館国際子ども図書館. 2016年5月24日閲覧。
  2. ^ a b c 田中 2017, p. 1
  3. ^ 田中 2017, p. 10
  4. ^ 伊丹市立美術館/生誕100年記念 フェリックス・ホフマン展 うつくしい絵本の贈りもの(2019年3月5日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  5. ^ 田中 2017, p. 15-16
  6. ^ 田中 2017, p. 22
  7. ^ 田中 2017, p. 2
  8. ^ a b 田中 2017, p. 3
  9. ^ 武井利喜「お立ち寄りください 小さな絵本美術館」『こどもの本』第22巻第7号、日本児童図書出版協会、1996年7月、38頁。 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3467889/21
  10. ^ 小さな絵本美術館ウェブサイト :: 施設のご案内 ~八ケ岳館~”. 小さな絵本美術館. 2023年12月20日閲覧。
  11. ^ 八ケ岳館のご案内 - 小さな絵本美術館
  12. ^ 美濃戸口線 - アルピコ交通

関連項目

外部リンク




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