寮設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 14:54 UTC 版)
寮で自習・授業を受けるフロアーは「道場」と呼ばれていた。入室の際は直立不動の姿勢から深々と一礼し、「お願いします」と大声を張り上げなくてはならなかった。竹刀を構えた塾長が一礼の角度や声の大きさ速さをチェックし、不十分と見なされた者はやり直しを命じられた。 寮には西寮と東寮との二棟があり、西寮の階下には武道場があった。寮外壁には脱走や禁じられている夜間の外出などができないように有刺鉄線が張られていた。 エアコンやストーブなどの冷暖房器具は一切なく、冬場の靴下の着用も禁止され素足で過ごした。浴場の設備はなく、週末になると地元にある二つの銭湯のどちらかに通っていた。夏場は洗濯場のスノコの上で水を浴びる塾生が多かった。また、テレビ・ラジオもなく、もちろん娯楽品の類の持ち込みも禁止されていた。
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