実在の経歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 04:30 UTC 版)
利兵衛は、元禄時代に熊本藩細川家と岡山藩池田家の大坂屋敷に出入りしていた大坂の商人(廻船問屋)である。天野屋は思案橋(現在の大手橋)付近に間口28m、奥行25mの角屋敷を構える大店であった。元禄3年(1690年)の『平野町宗旨改帳』によれば北組惣年寄となっている。また元禄7年(1694年)には天野屋の通しの称である九郎兵衛を襲名しており、これ以降は天野屋九郎兵衛になった。元禄8年(1695年)になると遠慮を申し渡されており、このときに惣年寄も解任されたと思われる。のちに松永土斎と称した。 享保18年(1733年)8月6日に死去した。享年73。京都の昆陽山地蔵院(椿寺)に墓がある。
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