宝樹寺_(京都市右京区)とは? わかりやすく解説

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宝樹寺 (京都市右京区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 13:49 UTC 版)

宝樹寺
所在地 京都府京都市右京区嵯峨甲塚町18
位置 北緯35度1分11秒 東経135度41分28.7秒 / 北緯35.01972度 東経135.691306度 / 35.01972; 135.691306座標: 北緯35度1分11秒 東経135度41分28.7秒 / 北緯35.01972度 東経135.691306度 / 35.01972; 135.691306
山号 熊谷山
宗派 西山浄土宗
本尊 阿弥陀三尊
創建年 建久9年(1198年
開基 蓮生
法人番号 5130005000622
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宝樹寺(ほうじゅじ)は、京都市右京区嵯峨甲塚町にある西山浄土宗尼寺山号は熊谷山。

由緒

宝樹寺に伝わる再建勧化帳(天保15年〈1844年〉)によれば、蓮生(熊谷直実)の志願により、建久9年(1198年)京都西山の粟生光明寺と同時に建立されたという。後年、堂塔の建立を重ねて大伽藍を誇るも兵火にて焼亡し、慶長年中に中興。その後年月を経て堂塔は悉く破壊されたが、のち信者に喜捨浄財を募って再興を果たしたようである。ただ、かつては大寺であったという宝樹寺も、現在は小庵にとどまる。

本堂には、蓮生が彫刻し法然が開眼したとされる阿弥陀三尊(阿弥陀、観音、勢至)像が安置される。傍らの釈迦涅槃像、通称「寝釈迦」は、平安遷都の際に河内国跡部(大阪府八尾市)から当地に移り住んだ阿刀氏物部氏の支族)が菩提寺として建立した教興寺の旧仏と伝わる。

北接する嵯峨広沢南野町に阿刀神社が鎮座する。

参考文献

  • 京都新聞社編著『史跡探訪 京の西山』京都新聞社、1982年。
  • 嵯峨教育振興会編『嵯峨誌』嵯峨教育振興会、1999年。



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