定義・由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 02:38 UTC 版)
瑪瑙の名前は、石の外観が馬の脳に似ているためつけられた。事実、10世紀前半成立の『和名類聚抄』巻11「玉類」の項目では、メノウを「馬脳」と表記し、「俗音、女奈宇」と記述する。英語の agate は、ギリシャ語の achates に由来し、これはイタリア・シチリア島の同名の川(Acate、現名はディリッロ川)でこの石がとられていたためである。 碧玉や玉髄などが層状になっているものがメノウであり、層状になっていない場合はメノウではない。例えばメノウの縞模様が見えない場合、メノウの一層だけを切り出した場合はすでにメノウではない。しかし宝飾業界ではあまり区別されず、碧玉や玉髄のことを「メノウ」と呼んだり、逆に例えば赤メノウを「カーネリアン」(紅玉髄)と呼んだりすることが多い(縞模様が見えないものがカーネリアンで、縞模様が見えるものは赤メノウである)。
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