定と不定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/30 09:49 UTC 版)
オロモ語には不定冠詞(英語の a や some に相当)があるが、南部方言を除きこれは名詞に接尾辞をともなって定を表す(英語の the に相当)。その接尾辞は、男性名詞には -(t)icha(この ch は二重子音だが、表記上は普通明示されない)、女性名詞には -(t)ittii である。これらの接尾辞が付加される場合、名詞末尾の母音はなくなる。 karaa「道」、karicha「その道」 nama「男」、namicha/namticha「その男」 haroo「湖」、harittii「その湖」 男女両性を取りうる有生名詞では定を表す接尾辞は英語の the と比べて用いられる頻度が少なく、複数形の接尾辞とは共起しないようである。
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