安壇美緒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/27 13:27 UTC 版)
安壇 美緒 (あだん みお) | |
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誕生 |
1986年??月??日![]() |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 |
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最終学歴 | 早稲田大学第二文学部卒業 |
活動期間 | 2018年 - |
ジャンル | 小説 |
主な受賞歴 |
小説すばる新人賞(2017年) 大藪春彦賞(2023年) |
デビュー作 | 『天龍院亜希子の日記』(2018年) |
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安壇 美緒(あだん みお、1986年[1] - )は、日本の小説家。
経歴・人物
北海道函館市出身[2]。早稲田大学第二文学部を卒業する[1]。
2017年、初めて執筆した長編小説『天龍院亜希子の日記』で第30回小説すばる新人賞を受賞する[1][3]。2018年、同作が刊行され、小説家としてデビューする[1]。選考委員の五木寛之は、「作家の才能プラス、何か見えない力を背負った書き手だ」と評している[3]。タイトルは、宮尾登美子の『鬼龍院花子の生涯』から想を得たという[3]。
大学のときに、長くて原稿用紙30枚くらいの短い小説を書いていた。卒業論文は150枚程度の中編小説であり、それを純文学系の新人賞に応募したという[3]。理想の小説として、トルーマン・カポーティの短編『クリスマスの思い出』を挙げている[3]。
2023年、『ラブカは静かに弓を持つ』で第25回大藪春彦賞を受賞[4]。
作品リスト
単行本
- 『天龍院亜希子の日記』(2018年3月、集英社)ISBN 978-4087711363
- 『金木犀とメテオラ』(2020年2月、集英社)ISBN 978-4087754520
- 『ラブカは静かに弓を持つ』(2022年5月、集英社) ISBN 978-4087717846
雑誌掲載作品
- 小説作品
- 「天龍院亜希子の日記」抄録 - 『小説すばる』2017年12月号(集英社)掲載
- 「あの燃え盛る硬質の」 - 『小説すばる』2019年5月号(集英社)掲載
- 「犬は吠えるが朝練は続く」『小説推理』2020年5月号(双葉社)掲載
- 「ラブカは静かに弓を持つ」『小説すばる』2021年3月号(集英社) - 連載中
- エッセイ
- 「小説を書かなかった時間も、いつか小説を書くために使っていた」 - 『青春と読書』2018年3月号(集英社)掲載
- 「作家の目」 - 『小説すばる』2018年4月号(集英社)掲載
- 「[個人的な単位]」 - 『小説NON』2018年6月号(祥伝社)掲載
- 「私のとっておきシネマ」 - 『小説推理』2018年9月号(双葉社)掲載
脚注
- ^ a b c d “派遣会社の男性社員に求められる「絶妙な距離感」 『天龍院亜希子の日記』(安壇美緒 著) 著者インタビュー 2”. 文藝春秋 (2018年5月7日). 2018年10月7日閲覧。
- ^ “すばる新人賞に安壇美緒さんの「天龍院亜希子の日記」”. 産経新聞社 (2017年9月27日). 2018年10月7日閲覧。
- ^ a b c d e “天龍院亜希子の日記 安壇美緒”. 集英社. 2018年10月7日閲覧。
- ^ “大藪春彦賞に赤神諒さん「はぐれ鴉」と安壇美緒さん「ラブカは静かに弓を持つ」”. サンスポ. (2023年1月26日) 2023年1月27日閲覧。
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