宇島港臨港貨物線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 16:19 UTC 版)
江戸時代後期に小倉藩によって開設された宇島港は、築上地域随一の良港であり、明治時代後期に至ってからは筑豊炭田から産出される石炭の積出港などとしての活用が計画された。宇島駅開業翌年の1898年(明治31年)には宇島港の突堤のうち1基を石炭桟橋として整備し、臨港引込線を敷設。1910年(明治43年)には港内に貯木場も建設された。これらの港湾施設整備により、石炭採掘・販売企業や坑木販売企業が宇島港へ進出し、接続する専用側線が敷設され、石炭の積出や坑木の搬入に使用された。石炭会社や坑木会社の専用側線は、1970年(昭和45年)10月1日時点では存続しており、1983年(昭和58年)4月1日時点でも一部は残存していたが、間もなく全廃となった。
※この「宇島港臨港貨物線」の解説は、「宇島駅」の解説の一部です。
「宇島港臨港貨物線」を含む「宇島駅」の記事については、「宇島駅」の概要を参照ください。
- 宇島港臨港貨物線のページへのリンク