女敵討
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/22 00:28 UTC 版)
(めがたきうち) 初出:『中央公論』2005年9月号 あらすじ 安政の末年、奥州財部藩士・吉岡貞次郎(よしおか さだじろう)は江戸勤番に就く。国元に妻を残し、しかし大した勤めもないまま2年半が経過する。暇を持て余す貞次郎の元に、国元から御目付役・稲川左近(いながわ さこん)が上ってくる。貞次郎は自分が何か粗相でもしたかと尋ねるが、左近は、貞次郎の妻が不貞を働いている、不義密通が公になれば吉岡家が取り潰しになりかねない、すぐに国元に帰り女房を成敗し女敵を討ち果たせと言う。顔も知らぬまま結婚した仲とはいえ、14年連れ添った妻である。しかも貞次郎は、妻が夫を待ちわびているであろう間、江戸で妾との間に子を成していたのだ……。
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