大野屋 (和菓子)とは? わかりやすく解説

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大野屋 (和菓子)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/04 12:38 UTC 版)

株式会社 大野屋
種類 株式会社
本社所在地 日本
933-0929
富山県高岡市木舟町12番地
設立 1838年(天保9年)創業
1954年(昭和29年)法人化[1]
業種 食料品
法人番号 5230001009789
事業内容 和菓子の製造・販売
代表者 大野隆一[1]
資本金 1000万円[1]
従業員数 18名[1]
外部リンク http://ohno-ya.jp/
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大野屋(おおのや)とは、富山県高岡市に店舗のある和菓子店。

概要

高岡の代表銘菓「とこなつ」で知られる老舗和菓子店[2][3][4]1838年(天保9年)に初代・大門屋吉四郎が醸造業から菓子屋に業務転換して創業、1954年(昭和29年)に株式会社化[1]

「とこなつ」や「田毎」は高岡に滞在した大伴家持の歌にちなんで作られた菓子で、同店の名物となっている[5]

「とこなつ」は、備中白小豆のつぶあんを求肥で包み、和三盆を贅沢にまぶした一口大の生菓子で、その白さには深みがあり、いぶし銀を帯びている。名前は大伴家持の歌「立山に ふりおける雪を とこなつに 見れども飽かず 神からならし」が由来となっている[6]

2012年(平成24年)に発売した「高岡ラムネ」は9代目・大野隆一の長女・大野悠が考案したもので、店で保管されていた落雁の木型に着想を得たものである[1][5][7]。経済産業省「The Wonder 500」に選ばれている[7]

伝統的建造物

店舗がある木舟町は、山町筋の一画として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、大野屋の店舗、工場及び母屋は伝統的建造物として特定されている[8]

主な商品

  • とこなつ
  • 田毎
  • 高岡ラムネ

脚注

  1. ^ a b c d e f The Wonder 500に選ばれた高岡ラムネ”. ふるさとの夢(2017年9月10日放送). TBSテレビ. 2020年1月17日閲覧。
  2. ^ とこなつ本舗 大野屋”. まいぷれ高岡. 三協アド・サービス株式会社/株式会社フューチャーリンクネットワーク. 2020年1月17日閲覧。
  3. ^ とこなつ本舗 大野屋”. マイフェバ. 西日本旅客鉄道株式会社 (2019年10月23日). 2020年1月17日閲覧。
  4. ^ 富山県 とこなつ本舗 大野屋”. 株式会社ルミネ. 2020年1月17日閲覧。
  5. ^ a b おいしさの秘密は和菓子の技術?伝統をつなぐ〈高岡ラムネ〉”. colocal. マガジンハウス (2016年5月12日). 2020年1月17日閲覧。
  6. ^ 『いきいき富山 観光と物産』(1983年3月30日 富山県貿易物産振興会発行)68頁。
  7. ^ a b 文化創造都市 高岡|大野悠”. 文化創造都市 高岡. 2021年9月1日閲覧。
  8. ^ 『伝統的建造物3棟を追加 高岡山町筋と金屋町北日本新聞 2013年7月11日29面

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