大相撲「待った」の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 22:47 UTC 版)
立合いの時「待った」をかける力士がいるが、昔は「待った」というルールはなかった。行司が軍配を引くと、どんな場合でも必ず立合わなければならない。ところが「待った」が初めて登場するのは享保時代(1716-1735年)。無敗の大関初代谷風梶之助を、何とかして負かしたいという関脇八角楯之助が、紀州の名行司尺子一学に「立合いは、いくら苦しくともよくこらえて立つべき」との教えを守り、谷風との対戦で「待った」を連発、焦らし戦法でようやく宿敵に勝った。これが「待った」の始まりとされているが、戦略的にはこれ以前にもあったという説もある。
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