大曲の村へ移住
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 05:05 UTC 版)
藤井家は、1805年ごろに秋田から大曲に移住し、代々薬種業を営んだ家のことで藤井薬店として大曲市民に親しまれた家である。玄渕、玄信、利庵といい、その昔佐竹公が秋田に移封の際常陸(茨城)から来た人である。 県南を薬の誇る卸屋として繁昌し、よくテレビに出る龍角散本舗は当家出身で、明治時代に東京に出て、代々、得三郎を名乗り、名声を博していることは周知の事実である。 かつて、江戸、明治、大正の初期のころまでの藤井家の庭はすばらしく、今でも古老の自慢にきかれ、当時は大曲の名所でもあった。その子孫・正治郎、英之助は薬種商を経営し、今日、隆昌を続けている。又、別家も藤井分店として薬屋を継続営業していたが、昭和の初め、男鹿(北浦)に転居した。
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