大徐本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:07 UTC 版)
大徐本は徐鍇の没後宋に仕えた兄の徐鉉によって雍熙3年(986年)に作られた。大徐本は小徐本を元にしているが、『繋伝』と異なり説文本文の校訂に専念し、また各部首の末尾に従来の説文にはなかった漢字を「新附字」として加えている。今日「説文」というときはこの大徐本を指すことが多い。版本には清代始めのころに刊行された『汲古閣版』(毛扆による第五修訂版が1713年)、それに基づいた『朱筠本』(1773年)、『藤花榭本』(額勒布・1807年)、『平津館本』(孫星衍・1809年)等がある。
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