大円寺 (台東区)とは? わかりやすく解説

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大円寺 (台東区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/31 06:34 UTC 版)

高光山大圓寺
所在地 東京都台東区谷中3丁目1−2
山号 高光山
宗派 日蓮宗
開山 大圓院日授
正式名 高光山大圓寺
法人番号 9010505000378
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大円寺(だいえんじ)は、東京都台東区台東区にある日蓮宗の寺院。山号は高光山。旧本山は法恩寺、小西法縁(法恩寺法脈)。

歴史

天正年間(1532年 – 1555年)大圓院日授の開基で上野清水門脇に創建され、元禄16年(1703年)現在地に移転した。明和5年(1768年)火災により焼失した。現在の本堂は昭和9年(1934年)に再建されたもの。

境内

「錦絵開祖鈴木春信」碑
「笠森阿仙の碑」

境内には「錦絵開祖鈴木春信」碑(笹川臨風撰、題字は東京美術学校(現東京芸術大学)校長をつとめた正木直彦の筆)、「笠森阿仙の碑」(永井荷風撰)がある[1]笠森お仙は江戸時代、谷中・笠森稲荷前の水茶屋の看板娘で、江戸三美人の1人として知られ、浮世絵師鈴木春信が錦絵にその姿を描いた。ただし、この「笠森稲荷」は大円寺ではなく、現在の功徳林寺にある笠森稲荷である。同じ谷中にあるため誤認されがちで、荷風も大円寺の方をお仙の笠森稲荷とみなし、この碑を建てた[2]

また、南条俊賢(南条元清の玄孫)の墓所もある。毎年10月には谷中菊祭り(大円寺御会式)が行われる。

交通アクセス

脚注

  1. ^ 台東区文化ガイドブック「笠森お仙と鈴木春信の碑」[リンク切れ]
  2. ^ 松本和也 著『台東区史跡散歩(東京史跡ガイド6)』学生社、1992年、85-87p

参考資料

  • 日蓮宗寺院大鑑編集委員会『宗祖第七百遠忌記念出版 日蓮宗寺院大鑑』大本山池上本門寺 (1981年)
  • 松本和也 著『台東区史跡散歩(東京史跡ガイド6)』学生社、1992年

関連項目

座標: 北緯35度43分28.7秒 東経139度45分55.4秒 / 北緯35.724639度 東経139.765389度 / 35.724639; 139.765389




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