多里線(廃止)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 09:20 UTC 版)
国道183号を経由して鳥取県日野郡日南町内の生山駅と伯耆新屋駅(自動車駅)の19kmを結ぶ貨物自動車路線で、1943年5月より運行されていた。これは国鉄自動車としては初めての鳥取県進出であった。本路線の開設に伴って生山自動車区(1950年4月1日に生山自動車営業所へ改称)を開設しており、国鉄自動車では唯一の鳥取県の営業所であった。しかし、貨物輸送の減少により、1962年4月1日に生山自動車営業所は倉敷自動車営業所に統合され、同営業所の生山支所となり、さらに、同年12月29日には倉敷自動車営業所は岡山自動車営業所に移転され、同営業所の生山支所となった。結局、最後まで旅客営業は行われず、1965年2月10日限りで多里線は廃止となり、同年に生山支所は廃止となった。同時に、国鉄の貨物自動車は鳥取県から撤退することとなった。 これ以後、国鉄自動車・JRバスの鳥取県の営業所は存在しない。
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