多治比乙麻呂とは? わかりやすく解説

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多治比乙麻呂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/09 13:56 UTC 版)

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多治比 乙麻呂(たじひ の おとまろ、生没年不詳)は、奈良時代貴族真人位階従五位下多治比屋主の第2子[1]

経歴

称徳朝天平神護元年(765年)正月、改元とともに日置蓑麻呂多治比長野・中臣習宜山守・下道色夫多・弓削秋麻呂弓削牛養らとともに従五位下から内位従五位下に昇叙[2]。同年10月の称徳天皇の紀伊行幸の際、御前次第司次官をつとめた。この時の長官は、のちの光仁天皇となる白壁王。御後次第司長官は大中臣清麻呂、次官は藤原小黒麻呂[3]

万葉集』に、

霞立つ 野の上(うへ)の方(かた)に 行(ゆ)きしかば うぐひす鳴きつ 春になるらし (霞の立っている 野の上の方に 行ってみたら うぐいすが鳴いていた もう春になるらしい)[4]

が収録されている。

官歴

続日本紀』による。

脚注

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  1. ^ 『万葉集』巻第八、1443番題詞
  2. ^ 『続日本紀』称徳天皇 天平神護元年正月7日条
  3. ^ 『続日本紀』称徳天皇 天平神護元年10月2日条
  4. ^ 『万葉集』巻第八、1443番

参考文献

  • 『続日本紀』4 新日本古典文学大系15 岩波書店、1995年
  • 宇治谷孟『続日本紀 (中)』講談社学術文庫、1992年
  • 『萬葉集』(三)完訳日本の古典4、小学館、1984年

 




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