外典 戯曲版『まだらの紐』と『ストーナー事件』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:37 UTC 版)
「まだらの紐」の記事における「外典 戯曲版『まだらの紐』と『ストーナー事件』」の解説
『まだらの紐』(まだらのひも、The Speckled Band : An Adventure of Sherlock Holmes)は、コナン・ドイル自身による同名の短編の戯曲版である。1910年6月4日にロンドンのアデルフィ劇場で初演され、1912年にサミュエル・フレンチ社から刊行された。主演のホームズ役はH・A・セインツベリー、ライロット博士役はリン・ハーディング。上演は大成功となり、ウィリアム・ジレット脚本・主演の戯曲『シャーロック・ホームズ』を上回るできばえとの評価も獲得した。 基本的な筋は短編と同じであるが、ホームズに相談に行く前の話が新たに加えられたり、恐喝王ミルヴァートンが登場したりと、元の小説とはだいぶ変わっている。ワトスンの婚約者としてメアリー・モースタンの名が登場するという、珍しい場面もある。戯曲版には第一稿として、『ストーナー事件』(ストーナーじけん、The Stonor Case)と題された細部が異なる作品がある。この二つの戯曲『まだらの紐』と『ストーナー事件』は、別々の経外典 (Apocrypha) として数えられている。
※この「外典 戯曲版『まだらの紐』と『ストーナー事件』」の解説は、「まだらの紐」の解説の一部です。
「外典 戯曲版『まだらの紐』と『ストーナー事件』」を含む「まだらの紐」の記事については、「まだらの紐」の概要を参照ください。
- 外典 戯曲版『まだらの紐』と『ストーナー事件』のページへのリンク