うりかけ‐さいけん【売掛債権】
売り掛け債権(うりかけさいけん)(credit receivable)
一定の期日に代金を支払ってもらうとの条件をつけて商品を売るときに、商品を売り渡す側に発生する債権のこと。売り掛け債権を売買したり、担保にして証券を発行したりできる。
売主が売り掛け債権を得た時点では、実際に現金が入ってくるわけではない。したがって、実際に現金が入るまでの間、商品の調達に要した原材料費などの支払いを先にしなければならない場合がある。
そうなると、経営的には大きな痛手となる。企業にとって債権を持っているだけでは運転資金がつながらないので、現金を持っているほうが経営的にありがたい。そこで、このような債権を担保に証券を発行して、資金を調達する方法が多く使われる。
日本銀行は、今月開いた政策委員会・金融政策決定会合で、中小企業の売り掛け債権などを裏付けに発行する資産担保証券などを新たに買い取る方針を打ち出した。金融政策の手段として民間資産を買い入れるのは初めてのこと。
(2003.04.11更新)
売(り)掛(け)債権と同じ種類の言葉
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