増田 聡とは? わかりやすく解説

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増田聡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 11:49 UTC 版)

増田 聡(ますだ さとし、1971年4月5日 - )は、日本美学者大阪公立大学教授。専門は音楽美学ポピュラー音楽研究、メディア論

経歴

北九州市に生まれ、福岡県立小倉高等学校から大阪大学文学部に進む[1]2000年、「現代ポピュラー音楽の美学的研究 : 「作品」「作者」概念を中心に」により、大阪大学から博士(文学)を取得して[2][3]、大阪大学大学院文学研究科芸術学専攻博士後期課程を修了し、鳴門教育大学学校教育学部芸術系(音楽)教育講座助手となった[1]2003年に鳴門教育大学を退職して拠点を関東に移し、多数の大学の非常勤講師を務めた後、2008年大阪市立大学大学院文学研究科・文学部 准教授となった。2018年より同大学教授[4]。また、2011年01月から2014年12月まで、日本ポピュラー音楽学会事務局長を務めた。

研究

増田は、伝統的な西洋音楽に起源をもつ「作品と作者」という構造を批判的に検討するなど[5]、著作権制度などの社会的意義の検討をテーマとしている。

著書

単著

  • 『その音楽の〈作者〉とは誰か――リミックス・産業・著作権』みすず書房、2005年
  • 『聴衆をつくる――音楽批評の解体文法』青土社、2006年

共著

  • (谷口文和との共著)『音楽未来形 ― デジタル時代の音楽文化のゆくえ』洋泉社、2005年
  • 小川博司、小田原敏、粟谷佳司、小泉恭子、葉口英子との共著)『メディア時代の広告と音楽:変容するCMと音楽化社会』新曜社、2005年
  • 渡辺裕との共著)『クラシック音楽の政治学』青弓社、2005年
  • 斎藤環都築響一椹木野衣、飯田豊、石岡良治卯城竜太櫛野展正、津口在五との共著)『ヤンキー人類学-突破者たちの「アート」と表現』フィルムアート社、2014年

脚注

  1. ^ a b 増田聡. “プロフィール”. 増田聡. 2014年12月6日閲覧。
  2. ^ 現代ポピュラー音楽の美学的研究 : 「作品」「作者」概念を中心に 増田聡”. 国立国会図書館. 2014年12月6日閲覧。
  3. ^ 増田 聡「現代ポピュラー音楽の美学的研究 : 「作品」「作者」概念を中心に(平成十一年度博士論文(課程)要旨)」『大阪大学大学院文学研究科紀要』第41号、2001年3月15日、98-99頁。  NAID 110004613808
  4. ^ 研究者詳細 - 増田 聡”. research-soran17.osaka-cu.ac.jp. 2018年11月21日閲覧。
  5. ^ 赤田康和 (2005年9月28日). “(テークオフ)音楽学者・増田聡さん 「作者は誰か」神話を解体”. 朝日新聞・夕刊: p. 12  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧

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