増田芳雄とは? わかりやすく解説

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増田芳雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 01:41 UTC 版)

増田 芳雄(ますだ よしお、1928年1月1日[1] -2017年3月22日)は、日本植物学者理学博士京都大学・1961年)。大阪市立大学名誉教授。スイス・ローザンヌ大学名誉博士

略歴

関東州大連市生まれ。敗戦で引き揚げ、松山高等学校卒。1953年京都大学理学部植物学科卒業。1961年、「オーキシン作用機作の細胞生理学的研究」で京都大学より理学博士の学位を取得[2]1965年、大阪市立大学理学部助教授、のち1971年に教授。1991年、定年退官、名誉教授帝塚山学園人間科学研究所所長、帝塚山短期大学教授。1997年、退任。スイス・ローザンヌ大学名誉博士、国際植物成長物質学会会長。退任後は、ウィーン音楽に関する論文をいくつか執筆している。

著書

  • 『植物生理学』培風館、1977
  • 『植物の細胞壁』東京大学出版会 1986
  • 『植物の生理』岩波書店 1986
  • 『忘れられた植物学者 長松篤棐の華麗な転身』1987 中公新書
  • 『モヤシはどこまで育つのか 新植物学入門』1990 中公新書
  • 『植物学史 19世紀における植物生理学の確立期を中心に』培風館、1992
  • 『植物ホルモンと私 戦後研究の国際的発展の中で』学会出版センター、2000
  • 『大野直枝の人と業績 悲運の植物学者』学会出版センター、2002
  • 『植物生理学講義 古典から現代』培風館、2002
  • 『アジア民族の夢満州 日露戦争後の旅順と奉天』学会出版センター、2005
  • 『人種差別の歴史的考察 満洲育ちのブルドー人間から見て』近代文芸社新書、2006
  • 『大陸からの音ークラシック音楽の中継地・満洲』近代文藝社新書、2014

共編著

  • 『生命現象の調節 植物ホルモンを中心に』柳島直彦共著 紀伊国屋新書 1967
  • 『植物ホルモン』勝見允行,今関英雅共著 朝倉書店 1971
  • 『植物のはたらき』辻英夫共著 日本放送出版協会、1974
  • 『植物生化学』鈴木米三共著 理工学社 1978
  • 『生物英語ハンドブック 研究者・学生のための実例と要点』野口ジュディー共著 培風館、1980
  • 『絵とき植物生理学入門』編著 オーム社、1988
  • 『植物の生理』編著 放送大学、1990
  • 『植物ホルモン研究法』編 学会出版センター 生物化学実験法 1991
  • 『絵とき植物ホルモン入門』編著 オーム社、1992
  • 『植物生理学』編著 放送大学 1992
  • 『植物ホルモンハンドブック』高橋信孝共編 培風館、1994
  • 『植物生理学』菊山宗弘共編著 放送大学、1996
  • 『ベルリン「水曜会」 ヒトラー暗殺未遂事件に関与した将軍と教授』中沢護人,田澤仁共著 2002 近代文芸社新書

翻訳

  • A.W.Galston, P.J.Davies 『植物の生長制御』神阪盛一郎共訳 丸善 発生生物学シリーズ 1972
  • J.トランス他『図解生物学』桜井直樹共訳 培風館、1981
  • J.Stenesh 『生理・生化学用語辞典』共訳 化学同人、1982

音楽論文

出典・脚注

  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ オーキシン作用機作の細胞生理学的研究 増田芳雄”. 国立国会図書館. 2012年9月17日閲覧。

外部リンク




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