増刊41話 黒い通信 / 1995年2月
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ゴルゴの元に次々と届く黒い封筒に包まれた手紙。謎の手紙の送り主は、ゴルゴの滞在先はおろか情報網までをも知り尽くしているようだった。送られて来る手紙の指示に従ってゴルゴが足を運んだ街は、かつてゴルゴが狙撃を行ったことのある街だった。手紙を送っていた少年はゴルゴが教会で射殺した男アルシオーネを警護していた刑事フランク・マードックの息子で、何度も外部からの狙撃の危険性を訴えても無視した主任刑事ケリーに事件の全責任を押しつけられ、不遇のまま死んだ父の無念を晴らすべく、わざとゴルゴに殺され自身の命とその先に続く筈だった未来を代償に差し出し遺言テープで依頼した。しがない刑事の息子には依頼料に足るお金は作れない、だからこそ! 今や警察署長に成り上がったケリーと証人として呼びされた市長の目の前で、少年の死を賭した依頼をゴルゴは遂行した。
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