増刊37話 雪上の悪魔 / 1994年5月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:32 UTC 版)
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フィンランドの国境警備隊員・スキュレは、アルベールビルのバイアスロン競技で金メダルを取るほどのスキー・射撃の腕前に加えて、山の天候を読み、さらには人為的に雪崩を起こすなどの、人間離れした能力を持っていた。ある日、彼と部下たちは、ロシア国境へと向かって雪上を滑走する密入国者を発見する。崖のような急斜面を滑り降り、射撃の“間”を読んで弾丸を回避するその姿を見たスキュレは、かつて祖父を含む腕ききの猟師たちを返り討ちにしてきた、伝説のシベリア狼“灰色の悪魔(グレーデビル)”を想起する。
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