増刊47話 老いた獅子 / 1996年5月
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ゴルゴはクルド民族過激派から依頼を請け負う。ターゲットは、イラクのバビルライオン部隊の司令官、アマド。クルド人を何千人も殺したという。一方、この依頼に激しく戸惑うものがいた。過激派の中の長老格のゼバリ老師である。ゼバリは10年前にアマドと交錯したものの、油断してアマド側から銃撃を受けて、右腕を撃ち抜かれ不自由になっていた。ゼバリは自分がアマドをしとめたかったと仲間に愚痴るがゼバリにはやはり無理であった。しかしゼバリはあきらめず、依頼を受けたゴルゴにつきまとい、アマドは自分の獲物なのだとゴルゴに主張するがもちろんゴルゴは聞き入れない。そしてゴルゴはアマドを捕捉するのだが、ゴルゴが引き金を引くよりも先に、ゼバリはアマドを狙って発砲する。ゼバリの弾丸はアマドの肩を撃ちぬき、さらにその直後にゴルゴが発射した弾丸が、アマドの眉間を撃ち抜く。
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