塁への触球
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/24 20:16 UTC 版)
ボールを野手が確保し、その身体の一部を塁に触れれば、塁への触球が完成する。この際、塁に触れる身体の部位に定めは無い。多くの場合、ボールを持った野手が塁を足で踏むことで行われるが、たとえボールを保持した側と反対側の手またはグラブで塁に触れたり、ボールを保持した野手が塁に尻もちをついたとしても、塁へ触球したとみなされる。 塁への触球を果たす際に最も多いのは、ボールを持った野手が塁近辺の野手に向けて送球する方法である。捕球する側の野手は塁に予め足を触れておき(ベースカバー)、そのまま送球を捕球すれば迅速な触球が完成する。この場合でもグラブや手の上でボールがジャッグルしているような状態では正規な捕球とはみなされず、その後にボールを確実に保持(確捕)できたとしても、確捕以前に走者が塁に触れていればアウトとはならない。また、ボールがグラブの網などに挟まって取り出せなくなったためグラブごと投げつけた場合、塁に触れた野手がこれを胸に抱え込むように保持したところ完全捕球と認められなかった事例もある。
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