垣谷 貢(かきたに みつぐ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 01:08 UTC 版)
「風の市兵衛シリーズの登場人物」の記事における「垣谷 貢(かきたに みつぐ)」の解説
旗本2500石の当主で、このたび15年ほど勤めた京都東町奉行の職を解かれて江戸に戻ってきた。「東御役所の鬼の垣谷」と呼ばれるほど厳しい取り締まりを行なったが、京で世話になった矢藤太によれば、付け届けを欠かさなければ目こぼしや口利きをしてくれる町奉行だった。逆に言えば金にがめつく、各方面から集まる付け届けを元手に投資で稼いだ。また、禁裏の総勘定を改める役目を利用し、司高和に命じて勘定をごまかして私腹を肥やしていた。裏勘定が露見するとすべての罪を高和になすりつけて斬首刑にしてしまう。そして、所司代から公儀の政に不満を持つ者たちへの取り締まりを厳しくせよと命ぜられると、以前から目を付けていた明石五郎左衛門を、罪を捏造した上で捕縛し斬首刑に処した。
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